チュ、チュパ・・・・・と耳をふさぎたくなるような肌を吸う音が部屋に満ちる。を一糸まとわぬ姿にした政宗が彼女の身体に残る痣にひとつひとつ口づけてゆく。愛撫をするわけではなく、くすぐったい感触に身を震わせるが、政宗はそんな彼女を押さえつけたまま、内腿に残る痣に口づける。

「ぁ・・・・・・」
「あと、少しだな」
「や・・・・・・政宗さ・・・ん・・・・・・」
「Ah?お楽しみは後だ。まずはお前の身体を清めなきゃな」
「───────────っ・・・!」

敏感なところをわざと避けるように口づける政宗に懇願するが、彼はにやりと笑って今度は遠い腕の痣に口づける。思わぬところへの口づけに息をのむの肩を押さえつける。

「逃げんな」
「だっ・・・・て・・・・・」
「あと三か所・・・・・・」
「あ・・・・・・・・ん・・・・・」

胸の上、谷間、腹部へと唇が移る。そしての身体のすべての痣にキスを落とした政宗に抱きしめられる。

「これでお前は俺のモンだ」
「政宗さん・・・・・・・」

言葉通りの身体に残る痣すべてに口づけた彼に心が熱くなる。こんなことを言ってくれる人は誰もいなかった。思わず涙ぐむの瞼に政宗はキスを落とす。

「泣くなよ」
「だって・・・・・・・・・」
「泣くな」

言葉は命令なのに懇願するような彼の声が落ちて、そのまま口づけられる。開いた唇から舌先が侵入してきて絡めとられる。

「ふ・・・・・ぁ・・・・・」

歯列をなぞり、喉まで吸い取られるような錯覚を起こすほどのディープキス。長い時間をかけて息が上がるまで続けられてくたりとなってしまったの首筋をぺろりと舐める。

「ひ・・・・・」
───────────」

敏感になった肌に軽く歯を立てられてびくん、と身体が震える。それに満足そうに笑って政宗はの胸の頂へと指を伸ばす。痣に口づけを繰り返しているうちに尖ってきているのはわかっていた。触れてこねまわして吸い付きたい、という衝動をずっと我慢してきたのだ。今度こそ遠慮なく伸ばされた指がそこに触れた。途端、びくと反応を返すにくつ、と笑う。

「尖ってんじゃねぇか」
「や・・・・・」
「この反応は『や』じゃねぇだろ」

指先で弾いてやれば唇から甘い声が漏れる。頂に触れ、ゆっくりと胸を揉みしだかれて形を変えてゆく。両方の胸を一緒に責められて敏感になっている身体は簡単に反応してしまい、政宗の満足そうな笑みが耳朶に吹き込まれる。

「ぁっ・・・・・・!」
「お前の胸、さわり心地いいな」
「や・・・政宗さ・・・・・」
「たまんねぇ」

耳たぶから首筋をたどり、鎖骨、そして頂へと辿りついて、舌先が軽く触れた。瞬間、じん、という快感が背に走って抑えきれない声が漏れる。

「声、抑えんな」
「い・・・・・恥ずかし・・・・・・」
「今更だろ?だったら俺に全部見せろ。お前の淫らな声も、身体も俺のもんになるんだろ?」
「───────────ぁっ!!」

乳首に触れたまま発せられる声が身体に直接響いて、じん、と熱がそこから全身に伝わってゆく。いやいやをするように首を動かすに政宗はくつ、と笑いながら逆のそれを指ではじく。途端、背を逸らしたの反応に肌に軽く歯を立てる。

「──────────っ!」

そして自分の所有の証を付けてから、政宗は手を腰のラインをなぞり、太ももへと下りる。ゆっくりと往復して肌を楽しみ、時折びくん、と反応を返すの肌にキスを落としてゆく。胸をいじっていた指先がつい、と腹を撫でて身をよじろうとするにも覆いかぶさっている政宗の身体に阻まれる。肌を焼くようなもどかしさに手を伸ばして政宗の袖口をつかむ。

「や・・・・・・・」
「Ah?」
「私ばっかり、いやだよ・・・・・・政宗さんも、脱いで」
「積極的だな。いいぜ」

触れる手が布をつかむのにいや、と告げるかわいい唇に自分のそれを押し当てて、政宗は自分の着物を脱ぎ捨てて下帯まで取ってを抱き寄せる。

「これでいいだろ?
「───────────何?」
「お前の望み通りにしてやったんだ。ここまで来たらお預けはナシだぜ」
「うん───────────」

頷いた瞬間だった。背から布団に押さえつけられて、両膝をつかまれてぐい、と開かれる。あっと思う暇さえなかった。恥ずかしい恰好にされ、逃げ出そうとするの足の間に身体を入れて逃げ出せないようにしてから、政宗は指先をの付け根へとこすりつける。

「ひっ───────────」
「なんだ、濡れてんな」
「そこ・・・・・い・・・ぁっ・・・・」

そのまま中へと軽く指を当てると、するりと中へ誘われる。指先を飲み込み、軽く中で曲げると、びくんとの身体が跳ねた。

「や・・ぁっ・・・・!」
「Ha・・・・・溢れてきやがる」
「は・・・・や・・・・ぁ・・・・・」

1本だけでは満足できない、とばかりに声を上げるのソコにもう1本増やして中をかき回す。たまらずに腰を浮かす彼女の足をさらに広げさせると、政宗はその太ももに唇を落として自分の印をつける。

「ん・・・・・っ・・・・」
「いい花がさいたぜ」
「あ・・・・・ぅ・・・・・」
「お前のここ、いい反応をしやがるな。ほら、また溢れてきたぜ」
「ひ・・・や・・・やめ・・・・・・」

やがてくちゅ、と水音が耳朶に響き、自分の身体から発するいやらしい音には耳をふさぎたくなる。だが政宗はそんなを眺めて満足そうに笑いながら開かせた足の間に顔を寄せた。ふぅ、と息を吹きかけられて、どういう状態にあるのかを察したが悲鳴を上げた。

「いやぁっ!!政宗さん、や・・・・やめ・・・・」
「やめねぇ」
「やだっ!!───────────ぅっ!」

ぺろ、とソコを舌先で舐め上げる。びく、と身体を震わせたは悲鳴を上げた。どくどくと熱が舐められたソコに集まってくるのがわかる。政宗の舌先が二度、三度とソコを舐め上げて、やがてだらだらと蜜をこぼすソコへ舌先が入り込む。

「ひぁっ・・・あぅっ・・・や・・・やぁっ・・・・!!」

中に入った舌が暴れまわり、ただ声を上げ続けることしかできなくなる。ずず、と音を立てて吸い込まれ、びくびくと身体が震えるのを我慢できなくなる。政宗はそんなを存分に味わい尽くすと、唇を離して、半分痙攣をおこしているのソコに猛る自身の先を当てる。

───────────」

指先でさんざんほぐされたソコは政宗が来るのを待っていたようで、ぐい、と腰を進める政宗のソレを飲み込んでいった。

「ああぁぁぁっ───────────!」

容赦なく肉を割って入ってくる感覚に悲鳴を上げる。まったく知らないわけではなかったが政宗のソレはが知っているものとは比べものにならない質量と熱さに身体がとろけていくようで。ぐいぐいと遠慮なく奥へと押し分けてくる政宗の動きに身体が震える。

「く・・・・・・・お前の中、熱ぃ」
「あ・・・・ぁ・・・・っ・・・・」

腰を進めていくごとに、締め付けてくるの中の熱さに息を詰める。そして最後までの中に入ってしまうと、いったん動きを止めて政宗は息を継ぐを抱きしめる。つながったままの状態で政宗が動くごとに当たる場所が変わり、ひっと声を上げるの喉に口づける。

の中に俺が全部入ってるぜ」
「政宗さん・・・・・・」
「何だ?」
「ありがと・・・・・」
?」
「政宗さんと一つになれて、嬉しい」

政宗の背に手を回して抱きしめるが荒い息を落ち着かせながらそう告げる。その言葉に一瞬目を丸くした政宗が、ぐいと腰を打ちつけた。

「───────────あぁぁっっ!!」
「ったく、んなことを言われて我慢できるわけねぇだろ」
「ひっ・・・あぁっ・・・・やぁぁぁっ!!」
「煽りやがったのはお前だぜ。責任取れよな」
「うぁっ・・・・ふ・・・あぁっ・・・!」

引き抜かれてから最奥まで一気に貫かれて悲鳴を上げる。唐突に与えられた快感と身体が浮くほどの衝撃。だが一度のそれで終わったわけではなかった。一度引き出してはまた貫かれる。高く腰を上げられ、否応なく足を広げられる。真上から突き刺されるように腰を使う政宗にただ翻弄され、声を上げ続ける。政宗のそれに貫かれるたびに一気に高みへと持ち上げられる感覚にもうは声を上げることしかできなかった。バチンと肉体がぶつかる音と結合部から漏れる水音、のよがり声だけが部屋に響く。

「あぁっ・・・も・・・・やぁっ・・・・だ・・・・・め・・・ぇ・・・・っ・・・・!!」
「く・・・・・ぁ・・・・・も・・・限界・・・だ・・・・・っ!出すぜ・・・・・!!」
「ふ・・・・あぁぁぁっ───────────!!」

そして幾度目かの抽送の後、政宗はの中で達し、もまたぐったりと息を吐き出したのだった。


終わった後───────────、精魂を使い果たしたように布団に横たわるを抱きしめたまま、政宗は満足そうに笑う。やっと自分だけのものになった。ずっと欲しいと思っていた、たった一人の女を名実ともに手に入れた充足感に目を細める。今達したばかりだというのに、一度身体を合わせてもまだ足りないと思う。彼女がぐったりとしていなければきっと二度、三度と求めてしまうだろうという予感に内心で苦笑する。これほど我慢できなくなるほど溺れるとは思わなかった。だがまだ欲しい、という欲に自身がうずく。


「何?」

それを隠すように抱きしめたままの彼女の名を呼ぶと返事が返ってくるのに思わず顔を上げる。

「起きていたのか」
「うん」
「大丈夫か?」
「うん。ちょっと・・・・・無理しすぎたみたいだけど」
「そうか───────────」

の言葉に苦笑する。確かに最後はもう彼女を思いやることなどできなかった。欲望のままに揺さぶってガツガツと打ち付けてしまった。最初の交わりだというのにここまで我を忘れたことも、余裕がなくなったことも初めての経験だった。沢山の女を知っているはずの自分なのに、まるで初めて女を抱いた時のような余裕のなさに自嘲する。

「政宗さんは?大丈夫?」
「ああ、まぁ、な。一度じゃ満足できねぇとうずいてやがるがな」

そう告げる政宗には彼を目を丸くしてくす、と笑いながら彼を抱き寄せる。

「すごいね」
「Ah?他人事じゃねぇだろうが」
「え・・・・ちょっと・・・・・・」
「お前が相手になるんだろ?」
「ちょ、ちょっと待って・・・・・!」
「待たねぇ。俺の側室になったからにゃ毎日イかせてやるからな。覚悟はできてるな?」

そのまま組み敷かれてにやりと笑う隻眼にはもう無理、と本気で逃げ出そうとするが時すでに遅かった。そのまままだ火照ったままの肌に落とされるキスに息が上がる。そして政宗に貪られるように結局その日は一睡もさせてもらえなかった。



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