小十郎はゆっくりと私の首筋に唇を寄せてきて、ちゅ、と音を立てて唇に吸われ、くすぐったさに身をよじる。そのままリップ音を立てて鎖骨へと下りてくる唇とともに、ざらりとした舌が首筋を舐め上げた。

「あぁっ───────────!」

そして思わず上がってしまった声に、私は硬直した。私の声じゃない、甘い、まるでAVの女優のような声。まさかこんな声が出るなんて思わなかった。だけど小十郎はそんな私にくつりと笑う。

「いい声だ。もっと聞かせろよ」
「や、やだ・・・・・・!」
「『いや』じゃない。『いい』って言うまで続けてやる」
「こ、こじゅろ・・・・・や・・・」

ふると首を振る私を抱きしめながら小十郎の舌先がもう一度首筋を舐めた。思わず声を押し殺す私に彼は小さく笑って私の隣に横になるとそっと抱きしめてくる。

、怖がらなくていい」
「小十郎・・・・・・・」
「緊張してるだろ?」
「・・・・うん」
「大丈夫だ、俺に身を任せろ」

恥ずかしさに泣きそうになる私の背に手を回し、あやすように背を撫でられる。そうやって私が落ち着くまで続けて、ようやくちら、と彼を見上げるだけの余裕ができると彼はまたゆっくりと背中に円を描くように撫でて、首の裏へと手を回す。つい、と撫でられる背筋に思わず背を反らした途端、小十郎の手が私の背中のブラのホックをはずした。

「小十郎───────────っ!?」

慌てる私の腕からブラを抜いてあらわになった胸を隠そうとする両腕に手をつなぐようにしてベッドに押し付けられた。

「や、や・・・・・っ!見ないで・・・・・!!」
「何でだ?綺麗な身体だな」
「いや・・・・お願い・・・・・・!!」

彼の視線が私の肌を這う。じぃっと鎖骨から両方のあらわになった胸へと注がれる彼の視線に何も言えなくなる。初めてだった。小十郎の視線が怖いと思ったのは。でも逃げ出そうにも逃げ出せなかった。小十郎の瞳がとても熱っぽくて逆に目が離せなくなる。そして先に視線を逸らしたのは小十郎だった。いや、逸らしたんじゃない。私の首筋に唇を埋めてキスの雨を降らす。そして私とつながっている左手を外すと、私の左胸を包み込む。

「───────────っ!?」

そのままやわやわと揉まれ、その頂を軽く指先ではじかれると、私は思わず息を飲み込んだ。二度、三度と続けられるとなんだか変な気分になる。気持ちいいような、触られるのが嫌なような、身をよじろうとする私の逆の肩にキスを落とされて私は思わず声をあげる。

「あ・・・・・っ」
───────────」
「や・・・・・ぁ・・・・・」

そのうちに右手も外されて小十郎の手が逆の胸にも伸びて両方のそれをこねまわされる。時折思い出したように頂をいじられ、私はいつの間にか声を上げていた。

「ん・・・・・ぁ・・・・・ぁっ・・・・・」
「たまんねぇな・・・・・」

胸をもまれているうちに、じん、と身体に熱がともる。でもその熱は小十郎の手から発して、じんじんと身体中が火照ってくる。でもこれで終わりじゃなかった。小十郎はあろうことか私の胸の頂にキスを落としてきて、そのまま吸い込まれる。

「は・・・・ぁっ───────────や・・・・そ・・・・こ・・・・」

いやいやをするように首を振っても小十郎はやめなかった。それどころかさらに吸い込まれて舌先で転がされて悲鳴を上げることしかできなくなる。

「ひぁぁっ・・・・・!!」
「うめぇ」
「そんな・・・とこっ・・・・や・・・・だぁっ・・・・・」

発した熱がずんと下腹部に集まってきて身をよじる。どうしてこんなことになっているのか、と思ってしまうほど腰のあたりが熱い。左だけではなく、右と交互に舐められてもう何もわからなくなってきた。小十郎に翻弄されるままはしたない声が上がるのを止められない。でも小十郎はそんなところでやめなかった。自由になった手でゆっくりと私の膝から太もも、腰のラインを撫でまわしてきて、くすぐったいのと胸を舐められる妙な快感に何もできなくなる。そして小十郎は腰骨のあたりから付け根に指を下ろして、ショーツの上から軽く触れた。

「ひっ───────────!!」
「濡れてんな」
「や、や・・・・・!!そんなとこ触らないで!」
「聞けねぇな。それに、お前濡れてるぜ」

くに、と指先で割れ目をたどる指に私は反射的に逃げ出そうとするけど、胸を食まれて脱力してしまう。そして指先が何度目かの往復のあと、小十郎は腰に手を入れてショーツをはぎ取った。

「小十郎───────────っ!?」

完全に裸になってしまって恥ずかしさでいっぱいになる。でもこれで終わりじゃなかった。両膝に手をかけられて足を開かれる。あられもない恰好になった私が逃げ出そうと必死であがく。でも小十郎はそんな私の抵抗すら楽しそうに笑って、彼の指先が直接そこに触れてきた。

「あ───────────ぅっ!?」
「お前感度いいな」
「いやぁっ!!やだっ!!小十郎っ!お願い!見ないでぇっ!!」

ゆっくりと割れ目から中を探ってくる指先に逃げ出そうともがく。両足を開いたまま見られているというだけでも恥ずかしいのに、そこをいじられて身体中から力が抜けていく。いやだ、と思うのに、腰からじんと流れ出してくる奇妙な感覚に戸惑ってしまう。でも私の必死の懇願にも小十郎はやめてくれなかった。指先が花芯に触れて、びり、という電流が身体中を貫いて悲鳴を上げる。小十郎の指先が私の恥ずかしいところでどう動いているかがはっきりとわかる。恥ずかしいのに小十郎が触れてくる指が嫌だとは思わない。でも触られる度に悲鳴のような声が止まらなくなっていて、私はたまらずに小十郎にしがみついた。

「やぁっ・・・・・!!お願い・・・・!」
「やっぱり・・・・狭いな───────────」
「や、や・・・・・ぁっ・・・・!」
「おい、あまり俺を煽るなよ」
「そんな・・・こと・・・・・して・・・な・・・・・っ・・・」
「してるだろうが。こんなに濡らしやがって」
「いやぁっ!!見ないで・・・・・・!」
「聞けねぇな。それに───────────根を上げるのはまだ早いぜ」
「え・・・・・?い、いやぁっ!!」

ぺろ、と広げられている足の付け根に生ぬるいものが触れて悲鳴を上げる。それが小十郎の舌だとわかった瞬間、カッと身体が熱を帯びた。ずず、と音を立てて吸い込まれ身体中がどうかなってしまいそうなほどびくびくと震えるのが止まらない。でもずんずんと小十郎に吸われているソコに何かが集まってくるのがわかる。私の身体は私のものであって、私のものではなくなっているように小十郎の思い通りに開かれていく。悲鳴のようないやらしい嬌声は自分の喉から出ているのだと思えないほどの甘い声で、私はもう完全に小十郎の手のうちへと堕ちていった。

「あ・・・ぁっ・・・・・や・・・・ぁぁっ・・・んっ」
「どんどん溢れてきやがる」
「いやぁっ!!おねが・・・・・・・・や・・・・な、何か・・・へん・・・・っ・・・・!」
「それでいい。お前は感じるまま啼いてろ」
「や・・・・・ぁっ・・・・・こじゅ・・・・ろ・・・・・っ・・・・・」

下半身がずんずんと熱を持って、彼の舌先が這う度に何かわからない感覚がせりあがってくる。自分の身体なのに自分の身体ではなくなりそうな恐怖と、とろけそうな快感に私は必死で首を振った。だけどそんな私を小十郎は満足そうに笑ってさらに追いつめてゆく。

「ぁ・・・・っ・・・・!!・・・・も・・・い・・・や・・・・ぁっ・・・・」
「ダメだ。もうちっと広げねぇと・・・・・」
「やぁっ・・・!!小十郎っ・・・・・!!」
「お前の声・・・・クセになりそうだ・・・・・・」
「ひぁっ・・・あ・・・・んっ・・・ぁ・・・」

舌先で愛撫されながら、時折指先が中へと入ってきてかき回してゆく。最初は違和感だけだったのに、今は小十郎の触れるところ全てに意識が集中してしまう。何度も何度も繰り返し舐められ、かき回され、そのうちに中に入ってゆく指の本数が増えていき、浅い息をつきながら声を上げ続ける私はもう何も考えられなかった。

「そろそろ、いいか───────────」

何度目かわからない悲鳴を上げた私に、小十郎は愛撫の手を休めて自身のそれを取り出した。私のソコに当てられた量感に思わず身体を固くする。

「な、何───────────?」
、痛かったらすぐに言え。ゆっくりと入るぜ」
「え・・・・・・・?」

そう言うと、ぐい、と身体の中に何かが入ってくるのがわかる。身を分けるような痛みに私は先ほどとは違う悲鳴を上げる。強引に引き裂かれる痛み。肉体を割られ引き裂かれる感覚。あまりの痛みに小十郎の腕をつかみ、私が我慢できなくなる直前に小十郎が動きを止める。

「だい、じょうぶ・・・か・・・・?」
「っく・・・・・ん・・・・・・」
「ゆっくりでいい。息をしろ」
「ん・・・・・・・・」

足を広げられたまま小十郎の導きで深呼吸を繰り返す。ゆっくりと息を吐き出して脱力した瞬間に小十郎が少しずつ腰を進めてくる。ず、と中に入ってくる感覚と、ゆっくりと小十郎の体温を抱きしめる。そして長い時間をかけてようやく最後まで受け入れると、私は安堵の溜息を洩らした。

、わかるか?俺のモノがお前ン中に入ってる」
「ん・・・・・・わかる、よ・・・・・小十郎が・・・・私の中に、いるのが」
「あぁ・・・・お前ン中、熱いな・・・・・」
「や・・・・ぁ・・・・」

時折ゆっくりと腰を動かされて声を上げる。ぐ、とかき回されるような感覚に戸惑う。痛みだけじゃない、知らない身体の奥底から湧き上がってくる感覚に怖いと思った。必死で小十郎にしがみつくと、彼は私を抱きしめ返してくれる。それがたまらなく嬉しくて、幸せな気分になる。

、すまねぇ、もう、我慢できねぇ」
「え・・・・・・あぁぁっ!!」

だけど、中に入ったままの小十郎がゆっくりと動き出す。痛みと、内壁をこすられる未知の感覚が私を狂わせて小十郎が動くたびに声を上げる。部屋の中に身体がぶつかる音と、ぐちゅ、という耳をふさぎたくなる水音と、私のいやらしい声が響く。そして何度目かの抽送の後、大きく突き上げられて私は絶叫を上げ、小十郎は私の中に精を吐き出したのだった。



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